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救助されたカワセミを鳥獣保護センターに届けました

救助されたカワセミを鳥獣保護センターに届けました

6月2日の午後3時頃に八代市港町の城南鉄工所の方から電話がありました。工場の作業場でカワセミが飛べなくなっていたのを職員が救助しましたので、保護していただけませんでしょうかとのことでした。

すぐに、鳥獣保護センターに電話し、カワセミが救助されたようですので、助かるようでしたらそちらに運ばせてくださいとお願した。5時15分までに来てくださいということであった。タオルや容器を用意し、城南鉄工所に行くと事務員の方が待っておられ、工場の作業場に案内していただきました。いくつもの機械が並び、天井の高い大きな建物でした。工場の方から容器に入った飛べなくなっていたカワセミを見せていただくと、まだ幼鳥であった。

「建物内をずっと飛び回っていましたが、力尽きて飛べなくなったようです。とりあえず水を飲ませておきました。」とのことでした。

連絡いただいたことに感謝し、御船町の県鳥獣保護センターに届けますとお礼を言って工場を後にした。時間は4時前。雨の中であったが、用心しつつ高速道路を走り、緑川PAから「ちょっと遅れますが」と再度電話して、何とか5時ちょっと過ぎに、保護センターに到着した。

経緯を話して受け取っていただくと、「弱っているようですね」と小型の酸素供給用の装置(写真右)に入れていただき、「元気になりましたらセンター池の周辺に放します」という言葉をいただいた。まだ雨は降っていたが、何とか届けることができ良かったと、ほっとしながら自宅に車を走らせた。(高野記)